ギャラリー解説

書画

潮坪宍戸璣、行書七絶(幕末維新、AD1829〜1901)

紙本肉筆・・縦161.5cm、横58.5cm

「潮坪」の下に、陰刻回印「宍戸璣印」と陽刻「別號

桂宇」の落款が押されている。宍戸潮坪は長州の人

で、名は敬宇・璣、字は世衡、号を潮坪・桂宇などと

称し、長州藩士安田直温の三男で、藩校明倫館に

学んで学頭山縣太華の養子(山縣半蔵)となり、藩

主世子毛利元徳の侍読を務め、藩政に参与して藩

主より宍戸姓を賜り、維新後は山口県権大参事・刑

部少輔・司法大輔・文部大輔・元老院議官・清国駐

剳全権公使等を歴任した、儒者の政治家である。


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