ギャラリー解説

書画

釋天章慈英、行草書五律(幕末維新、AD1815〜1871)

紙本肉筆・・縦126.5cm、横56cm

「天章」の下に、陽刻「天章」と陰刻「釋英之章」の落款

が押されている。慈英天章は京の人で、法名は慈英、

字は肇海、号を天章と称し、初め江戸の増上寺で浄土

宗を学び、次いで京の建仁寺で臨済宗に移って同寺

の住職を務め、更に漢学を摩島松南や仁科白谷に師

事し、幕末には国事に奔走した、詩文・和歌に優れた

勤王の詩僧である。


[ギャラリー一覧へ戻る]