ギャラリー解説

書画

釈六如慈周、行書七絶(江戸時代、AD1734〜1801)

紙本肉筆・・縦29cm、横42cm

「六如」の下に、陰刻「六如」の落款が押されている。慈周六如

は近江の人で、俗姓は井苗村氏、法名は慈周、法号は六如、

号を葛原・白梅・無着庵などと称し、11歳で天台宗の慈門に就

いて仏学を学び、野村東皐や宮瀬龍門らに就いて詩文を学び、

晩年は京に隠棲して諸名流と詩社を結び、宋詩唱導の先駆者

となり、更に日本の和歌や俳諧と接近して、詩的感性の等価現

象を示した漢詩人の学僧である。


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