ギャラリー解説

書画

海鷗菱田重禧、行草書五字(近代、AD1835〜1895)

紙本肉筆・・縦27.5cm、横47cm

「海鷗逸人」の下に、陰刻「不??庵」と陽刻「????」の落款

が押されている。菱田海鷗は大垣の人で、名は重禧、号を海鴎

と称し、大垣藩儒者菱田毅斎の六男で、幼にして家学を受け、

次いで皆川淇園や安積艮斎らに学び、帰郷して家塾を開き講

説に従事するが、小原鉄心の推挙で大垣藩校教授となり、藩主

の侍講も兼ねた儒者で、特に詩文に秀でている。維新後は、文

部省書記官等に任じられるが、致死して講説を事としている。


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