ギャラリー解説
書画
袖蘭吉田佐登、行書七絶(江戸時代、AD1796〜1866) |
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紙本肉筆・・縦131cm、横26cm 「袖蘭女史」の下に、陰刻「佐登之印」と陽刻「袖蘭」の 落款が押されている。吉田袖蘭は京の人で、名は佐 登、字は成文、号を袖蘭と称した女流書家である。医 師吉田南涯の娘で、画家大倉笠山に嫁ぎ、琴や書画 を善くし、画を中林竹洞に、詩文を頼山陽に学び、大 田錦城や藤井竹外らと交遊を結んでいる。文化十年 版と文政五年版の『平安人物志』の女流書家の項に、 それぞれ「吉田氏の女、佐登女」の記載が有る。 |