ギャラリー解説

書画

陽山木村宣明、行書二字(近代、AD1899〜1986)

紙本肉筆・・縦61cm、横20cm

「宣明謹書」の下に、陰刻「宣明印信」と陽刻「陽

山」の落款が押されている。木村陽山は福井の人

で、名は宣明、号を陽山・洗肝などと称し、商家の

子で京都に出て襟屋の丁稚となるが、書に志して

井上西山や山本竟山らに師事し、隷書を得意とし

て京都の書壇で活躍し、漢詩にも堪能であった書

家であるが、同時に筆の蒐集研究家としても有名

で、『筆』(1975年)を公刊している。


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