ギャラリー解説

書画

桐江田中省、行草書文(江戸時代、AD1668〜1742)

紙本肉筆・・縦23cm、横66.5cm

「桐江??叟富逸」の横に、陰刻「富逸之章」と陽刻「春叟」の落款が押されている。田

中桐江は出羽の人で、名は省、字は省吾であるが、後に姓を富に変え、名は逸、字は

春叟、号を桐江・富春山人などと称し、柳沢吉保に仕えて荻生徂徠と親交を持ち、後

に奥州を放浪して摂津に至り、門下の富永仲基らと詩社呉江社を設立した、儒者であ

る。


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