ギャラリー解説

書画

松嶽白川義則、行書十字(近代、AD1869〜1932)

紙本肉筆・・縦152cm、横76cm

「松嶽」の下に、陰刻「白川義則」と陽刻「松嶽」の

落款が押されている。白川義則は松山の人で、

名は義則、号を松嶽と称し、松山藩士白川親応

の三男で、松山中学学後入に代用教員を務め、

次いで陸軍教導団に入営して陸士を第1期生とし

て卒業し、歩兵第21連隊大隊長・第34連隊長・

第9旅団長・第11師団長・陸軍次官・陸軍大臣・

上海派遣軍司令官等を歴任した、陸軍大将の軍

人で、同郷の陸軍大将秋山好古に目をかけられ

て好古の家に下宿し、幼なじみでもある海軍中将

の秋山真之とも終生の交わりを結んでいる。


[ギャラリー一覧へ戻る]