ギャラリー解説

書画

耻叟内藤正直、行書五絶(幕末維新、AD1827〜1903)

紙本肉筆・・縦138cm、横66cm

「從六位内藤耻叟年七十三」の下に、陰刻「藤原正直」

と陽刻「字士道」の落款が押されている。内藤耻叟は

常陸の人で、名は正直、字は士道、号を耻叟と称し、

水戸藩士の二男で藩校弘道館に学び、会沢正志斎や

藤田東湖らに師事し、講道館教授を務めるが、藩内論

争に巻き込まれて放浪生活を送り、維新後は山形県

職や東京小石川区長等を経て東京帝大教授となり、

兼ねて陸軍教授も務めた儒者で、最後の水戸学派の

学者と称されている。


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