ギャラリー解説
書画
星武、薛涛像以花爲簪圖(民国初期、AD1912〜1931)
唐代に於ける名家出身の妓女でありながら、当時の一
流文人と交際し、女流詩人として活躍した薛涛の図。
画讃に「簪花、己未(民国八年)星武爲薛涛写像」と有
る。本作品は、嘗て師父原田臧軒博士と共に成都に
遊びし時、偶々発見するも、師父も亦た着目せり。因っ
て師父の購い蔵すること幾星霜。惜しむらくは先年師
父棄館せられ、本品は師父の形見として、再び我が書
室に至りしものである。
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