ギャラリー解説

書画

中洲三島毅、行書七絶(幕末維新、AD1830〜1919)

紙本肉筆・・縦145cm、横39cm

「中洲」の下に、陰刻「毅字遠叔」と陽刻「号中洲」の

落款が押されている。三島中洲は備中の人で、名

は毅、字は遠叔、号を中洲と称し、最初陽明学者で

ある藩儒の山田方谷に学び、次いで伊勢の津藩儒

斉藤拙堂に学び、更に江戸に出て昌平黌の佐藤一

齋・安積艮齋に学び、高梁藩に仕えて藩校有終館

の学頭となり、維新後は、漢学塾二松学舎を開き、

子弟の教育に従事する傍ら、東京帝国大学教授と

なり、東宮侍講・宮中顧問官などを歴任した漢学者

で、現二松学舎大学の創立者である。亦彼は「大東

文化協会」の初代理事でもある。


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