ギャラリー解説

書画

蘭嵎伊藤長堅、行草書七絶(江戸時代、AD1694〜1778)

紙本肉筆・・縦129cm、横45cm

陰刻「長堅之印」と陽刻の落款が押されている。伊藤蘭

嵎は京の人で、伊藤仁斎の第五子である。名は長堅、字

は才蔵、号を蘭嵎・啓齋・應躔などと称し、紀州藩の儒臣

として活躍している。書かれている詩は、唐の王昌齡の

七言絶句である「芙蓉樓送辛漸」の詩で、

寒雨連江夜入呉、平明送客楚山孤、

洛陽親友如相問、一片冰心在玉壺。


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