ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻遊印一顆(現代、AD2023、2、14)

縦横・・3.2×1.7cm

昔から『老子』を何回か讀み返しているが、未だに分

かった様で全く分からない。其の初めに、「道の道とす

可きは常道に非ず云々」と言い、更に「無名有名は天

地の始まりで萬物の母であると言い、無欲有欲は共

に出て名を異にするが、共に其れを玄と言い、玄のま

た玄を衆妙の門と言う」と有る。では「玄」とは一體何

なのか、いくら考えても良く分からない。色々思慮を繞

らしていたら、愚かにも突然常道ではなく常名でもない

事がしてみたくなった。其處で印篆で刻した遊印の「玄

之又玄」(玄の又玄)であるが・・・。


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