ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、3、20) |
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縦横・・5×1.86cm 春分を迎えいよいよ春本番となったが雨が降っている 爲、晩唐の詩人杜牧の七絶が頭を過ぎった。江南のこ の季節を彼は詠じて、「清明の時節雨紛々、路上の行人 魂を斷たんと欲す、借問す酒家は何處に有りやと、牧童 遙かに指す杏花村」と。 其處で小篆で刻した「清明雨紛々」(清明に雨紛々)であ る。しかし、何か間延びした様なバランスの悪い小篆に なった。改めて造形的感性の無さに呆れてしまう。 |