ギャラリー解説
書画
青山鹽谷時敏、楷書般若心經(近代、AD1855〜1925) |
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紙本肉筆・・縦120cm、横51cm 陰刻「鹽氏三世」と陽刻「江門士族」の落款が押されて いる。鹽谷青山は江戸の人で、名は時敏、字は修卿、 号を青山と称し、幕末の儒者塩谷簣山(宕陰の弟)の 子で、家学を受けた後、昌平黌に入って芳野金陵・島 田篁村・中村敬宇らに師事し、維新後は一高で教授す る傍ら、家塾菁莪書院で子弟に教授し、宋学を主とし て詩文や書法に長じた漢学者である。「大姉一周忌」 と有る如く、故大野緒子一周忌に追悼の意を込めて青 山氏が書かれたものであり、櫻井家から出た品である。 |