ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、5、2)

縦横・・5.2×2.5cm

甲骨文で刻した、極めて實験的なもので、「明石浦風

唯浪有月」(明石の浦風に唯浪に月有るのみ)である。

これは、『平家物語』中に有る平忠盛の一句、「有明の

月もあかしの浦風に浪ばかりこそよると見えしか」を漢

語に仕立て、和歌からは意識的にも甚だ遠い甲骨文

で刻したものである。


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