ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、8、4)

縦横・・5x1.9cm

印篆で刻した、「白衣身狂骨孑歩」(白衣の艸身は狂

骨もて孑歩す)である。宋の蘇軾も詞の江城子で、「老

夫は聊か發す少年の狂」と言っている。己は、單なる

退職老人で無位無冠の身であれば、他人の言等何處

吹く風で耳目に留めず、自由氣ままに好きな事を好き

勝手に樂しみたい、と思っている。樂しみ事は、あれこ

れ理屈を付けると樂しくなくなる。其の行爲自體を純粹

に樂しいと感じて身を任せたい。己にとっては、篆刻な

どと言う高尚なものでは無く、單純に刀で石を刻する事

自體が樂しい事で、わくわく感が有る。


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