ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2023、9、18)

縦横・・5x2.1cm

令和二年四月に師に就いて、篆刻を學び始めて實質三

年半であり、この間師の指導を得て印稿製作から彫り

上げたものは27個であるが、即興的に興に任せて刻し

たものは600個を越えた。何か二日に一個の感覚で刻

しているが、特段の進歩も無く徒勞を重ね、駄印を増し

ているに過ぎない。彫れば良いと言うものでは無い事は

重々承知をしているが、如何せん彫る事自體を樂しく

感じている爲、愚行を續けて目指せ駄印千個を目標に

している。己の机上の様子を印篆で刻した「分刀揮寸石

几上埃如雪(分刀寸石に揮ひ几上の埃は雪の如し)」で

ある。


[ギャラリー一覧へ戻る]