ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、9、20) |
|
|
|
縦横・・7.5x2.5cm 昨日、人とは何と身勝手で我が儘な存在なのだ、と彊く 感じた。病院で入院の予定(十月入院手術・十一月入 院手術)が決まった。今年は三回も手術をする事にな る。やれやれと思っていたら、妻から自己管理がなって いない・おやつは食べるな等々小言を賜った。俺の躯 なのだから分かっている、もうごちゃごちゃ言うな等と思 ったが、一年前の昨秋に抱いた思いとは真逆であった。 何とまあ人とは、環境や立場の違いに因って、此處まで 意識が變わるものなのだ、と己自身の身勝手さに一人 苦笑した。其処で、一人暮らしを續けていた昨秋に感じ た思いを、改めて小篆で刻した「思君西窗下秋風又多 寂」(君を思ふ西窗の下、秋風は又寂多し)である。 |