ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、10、3)

經・・8.1x2.5cm

この數年世界のあちこちで紛爭や戰爭が起こり、焦臭い

状況が續いている。當事者達はそれぞれに自らの正義

を高言し、其れ聞くと尤もだと思える部分が有るものの、

何處か胡散臭さも感じてしまう。一體何が正義なのか良

く分からないが、一番被害を受けるのは、力も名も無い

一般大衆である。正義を聲高に言わず、少しでも仁や義

を考えて欲しいと思うのは、單なる漢学者の非現實的な

夢想に過ぎないのだろうか、何をアナクロな事をと冷笑

されるのは十分分かってはいるが、其れでも仁や義に

僅かでも思いを致す事は、重要であろうと愚考する。甲

骨文で刻した「仁義専揚)(仁義をば専ら揚げん)である。


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