ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印一顆(現代、AD2023、10、17)

縦横・・2.5x2.5cm

入院手術は無事成功し、本日午前中に退院して茅屋に歸還

した。書斎の椅子に腰を下ろすと、机上が綺麗になっており

、どうも入院中に妻が片付けてくれた様である。見回しなが

ら歐陽脩が「試筆」で言う「明窓浄机」とは、この様な状態を

言うのだろう等と思っていたら、無性に石が刻したくなった。

どうも己には痴刀の性癖が有る様で、些か危ない性分だな

あと思いつつも、三聯印を刻した。金文の朱白で刻した「明

窓浄机」と「心在方外」と「清修好古」(明窓浄机もて心は方

外に在りて清修好古なり)である。妻は一言「退院した其の

日に石彫りとは、あんたは阿呆か」と、確かに阿呆である。


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