ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、10、23) |
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縦横・・5x2.4cm 戰國篆文で刻した、「龍興雲虎呼風」(龍は雲を興し虎は 風を呼ぶ)である。今世界では、龍虎もどきの輩が自らの 正義を揚言し、風雲を巻き起こしているが、其の下では多 數の無辜の人々が逃げ惑い苦しみに喘いでいる。此を止 めるには時の氏神所謂手打ちの仲裁人・媒酌人の登場 が必要で、其れを可能とする貫目と見識有る人或いは國 家の登場が待たれるが、如何せん未だ見當たらないの は不幸な事である。歐州で發生した風雲は中東に飛び火 したが、亜細亜に移らない事を祈って已まない。しかし、 此處にも龍虎もどきが存在していれば、一應平和な日本 に居ても不安は盡きない。現場の報道を、恰も戰爭映画 でも見ているが如く眺めている己が悲しい。 |