ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用遊印一顆(現代、AD2023、11、3)

縦横・・3.8x1.9cm

楕円形の變形石が出て來たので、即興的に遊印を刻して

みた。甲骨文で刻した「雞肋」である。『後漢書』楊修傳に

有る言葉で、捨てるにやぶさかでは無いが、いざ捨てると

なると一寸惜しい心情を表した言葉である。小生の刻した

駄印は捨てても一向に構わないが、一応師に付いて學ん

でいる點を考慮すると、矢張り一寸惜しい、將に雞肋、雞

肋である。妻曰く「この石を一體どうするつもりだ、自分の

墓にでも入れるつもりか」と、はてさて本當に一體どうしたも

のか、處理に困っている。


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