ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印一顆(現代、AD2023、11、8)

縦横・・2.5x2.5cm

年の瀬が近づく度に毎年思う事でるが、口に出せば鼻で

笑われるのが落ちであると分かっているので、決して出す

事は無いが、何故か毎年字體を變えて刻している。『詩經

』の邶風撃鼓の一節を、三字句にアレンジして、金文で刻し

た「執子手」と「與子老」(子《なんじ》の手を執り子と與に老

いん)である。刻している時に突然石が斜めに真っ二つに

割れてしまった。何か不吉な感じがしたが、石を換える事

はせず、彊力接着剤で繋ぎ、そのまま刻した。


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