ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、11、18)

縦横・・2.4x2.4cm

長年好き勝手に生きて來たので、特段生には執着しない

が、これだけ入院手術の度に新たな問題が見つかると、

流石にウンザリする。一體己の身體はどうなっているのだ

と、己自身に腹が立って來る。すると執着ではなく反骨の

思いが生じて、上等だ病魔と共に生きてやる、と言う氣に

なる。藝術的創作を旨とされる篆刻家は決して彫られない

言葉であろうが、己は己が思いを刻するのを旨としていれ

ば、敢えて金文で刻した「生生亦生」(生きて生きて亦た生

きん)である。


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