ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2023、11、19)

縦横・・2.4x2.4cm

今年は憂と喜の繰り返しであった。病魔が見つかり一憂

し、其の手術が成功して一喜し、亦た新たな病魔で一憂

し、亦た手術の成功で一喜し、一喜一憂を三回も繰り返

したが、今年最後は喜で終わるか憂で終わるか、二週間

後に結論が出る。前漢末の嚴遵の作と言われている『道

徳指歸論』の名身孰親篇に、「一喜一憂魂魄浮游し一憂

一喜神明去る」と有れば、金文の回印で刻した「一喜一

憂」である。


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