ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陰陽刻自用印一顆(現代、AD2023、11、20) |
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縦横・・2.4x2.4cm 『論衡』の雷虚篇に、「夫れ千里風を同じくせず、百里雷を共 にせず」と言う言葉が有るが、現代では一瞬にして同じ情報 が地球の裏側まで達する時代である。我々は、其れが正し いか否かは別として、ウクライナや中東の在り様を共有して いる。果たして其れが良い事なのであろうか、甲骨文で刻 した「萬邦共雷」(萬邦雷を共にす)と、『詩經』大雅烝民に 有る「古訓是式」をアレンジして金文で刻した「師訓是式」( 師訓是れ式《のっと》る)である。今の己が在るは、一に師 の教えに基づくものであれば、古訓ではなく師訓である。今 でも師訓は耳に在るし夢にも出て來る、K博士の「學僕たれ 」とH博士の「多讀と精讀だぞ」である。 |