ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、11、28) |
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縦横・・5.2x2cm 『周易』の豫の卦の一句を、甲骨文で刻した「介于石」(石 よりも介《かた》し)である。「介」は「堅介」の事で、節操や 節義を守り通し事の堅彊さを言い表した言葉である。江 戸の漢學者伊藤東涯は、「于」は「如」であると解釋して、 「介《かたきこと》は石の于《ごと》し」と讀んでいるが、一 般的には「石よりも介し」の方が、良く知られている。恐ら く故蒋介石氏の「介石」と言う名は、字が「中正」である點 から考えても、易の此の言葉に依據した命名であろう。 |