ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印三顆(現代、AD2023、12、12)

縦横・・2.5x2.5cm

大學退職後の此の三年間は、思いもしなかった事が次々

起こり、悲哀を噛み締める事が多々有った。其れをベッド

の上で思い返していて、三十字程の短漢文に認めた。其

の二十一字を金文の白文で三聯に刻した、「平生不養忽

得疾」「夜半牀上三年事」「一時和雨到心底」(平生養ぜ

ず忽ち疾を得、夜半牀上三年の事、一時雨に和し心底に

到る)である。諸々の思いが雨音と共に心に染み入り、中

々寝付かれない夜である。


[ギャラリー一覧へ戻る]