ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2023、12、26)

縦横・・4x3cm

『春秋左氏傳』の襄公八年に、「河の清むを俟たば、人壽

は幾何ぞ」と有る。あてに出來ない事をあてにしても意味

が無く、千年經っても黄河が清む事など無い。古璽文で

刻した「俟河之清」(河の清むを俟つ)である。じかし、凡

人は悲しいもので、己が身に諸々問題が生じると、ついつ

い「河の清むを俟つ)氣持ちが生じてしまう。將に「人壽は

幾何ぞ」である。


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