ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、1、15)

縦横・・7.5x3cm

金文で刻した、「在無情之世有非情之定」(無常の世に

在りて非情の定有り)である。世間と言うもの浮き世と言

うものは、何事も諸行無常の常無きものではあるが、其

の中に時として非情の定めが現れる。其の定めを不幸

と捉えるか天命と捉えるかは、人それぞれの人生觀で

あろうが、己自身は天命と捉えている。故に殘年に在っ

ては將に「天命に從はん」である。既に己は、「心の欲

する所に從へども矩を踰えず」の年齢を超えた存在で

あれば、全て是れ天命なりである。


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