ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、1、20)

縦横・・7.5x3cm

金文で刻した、「浮生有憂樂天道無是非」(浮生に憂樂

有るも天道に是非無し)である。浮生に目を奪われると

何事につけ一喜一憂する事になり、其れが亦た精神的

ストレスとなれば、淡々と天道に從うに如くは無しであろ

う。この程度の字數の白文であれば、二時間も有れば

十分に刻せたが、今回は一字毎に休み休みで、印刀に

も力が入らず一日かかった。十七日間いも及ぶ病床生

活で明らかに體力が落ちている。


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