ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、2、26)

縦横・・5x2.5cm

昨今の氣候變動は些か異常で、身體の對應が就いて

行けない。四季のの變化を樂しんでいた日本の天候も

、今や昔の話と成った。古來中國では、天変地異は天の

地上の統治者に對する譴責(天譴)と考えられ、皇帝は

食を減じ樂を撤して謹慎反省したと傳える。現在では自

然現象であれば、謹慎の必要など無いが、統治者たる

者は、この行爲の意とする所は辨えていてほしい。然る

に日本の政治は、右も左も金金金の話ばっかりで、うん

ざりする。印篆で刻した「寒暑无常風雨不時」(寒暑は常

无く風雨は時ならず)である。


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