ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、3、4) |
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縦横・・5x2.5cm 老年になって大病を得ると、何故か過去の來し方が矢 鱈に思い返される、訓讀屋としては一應高度飛行を維 持して來たつもりであるが、研究者としては低空飛行の ままであった。更に言えば人としての行動は、毀誉褒貶 賞賛嘲笑の入り交じった浮沈の激しいものであった。 昭和の前半に生まれて田舎の神社で育った輩の価 値観は、平成・令和の価値観とは、些か乖離している 様に思われるが、其れとて結局は己自身が選んだ生き 方であり、善哉・善哉であろう。古璽文で刻した「狂骨一 片浮沈人間」(狂骨一片、人間に浮沈す)である。 |