ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、3、15)

縦横・・3.2x7.7cm

清朝の畫家として有名な高其佩の言葉を、小篆で扁額

風に刻した、「拙是巧之方法」(拙は是れ巧の方法)であ

る。己が拙い事を分かっているが故に、巧みになろうと

努力研鑽する、要するに拙である事は巧に到る方途な

のである。己は拙を克服すべく日々石を彫っているが、

決して巧に到る事など無いであろう、何故なら基本中の

基本である筆文字の鍛錬を殆どしないからである。己

の文字の結體のひどさには、己自身が呆れ果てている

が、其れでも石を彫り續ける馬鹿老人である。


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