ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、3、20) |
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縦横・・5x2.5cm 『史記』項羽本紀の一節を、古璽文で刻した「力抜山騅 不逝」(力は山を抜くも騅は逝かず)である。能力や氣概 が有っても、時には思い通りには成らぬ事が多々有る。 人生に挫折は付きものであろう。昨年來の己の病魔は 本人が全く感得認知せざる所で見つかったものであり、 醫師は「僥倖、僥倖、運が良い」と仰る。本人は病魔に 對する力も氣概も全く無かったが、時に利が有り騅が進 んでくれた、と言う事であろうか。何はともあれ僥倖であ る事を信じたい。 |