ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、3、26)

縦横・・2.4x2.4cm

『荀子』の正名篇の一句を、印篆で刻した「見侮不辱」(

侮ら見《れ》ても辱とせず)である。人から侮られても特段

恥辱とはしない、と言う事である。在職中に會議を行うと

、論議されている議題に付いて意見を述べたのに過ぎ

ないのに、其れと異なる見解を聲高に主張される御仁

から、恰も其の人を個人攻撃して恥辱を與えているかの

様に受け取られ、意見を言うにも些か難渋した。單純に

意見を意見として闘わせる事が出來る会議であって欲し

い。わざわざ參加要請有っての會議出席であれば、意見

を申し上げるのも參加者の責務の一斑であろうと思う。


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