ギャラリー解説

書画

鴻洲中澤陸嵒、草書文(江戸時代、AD1784〜1856)

紙本肉筆・・縦180cm、横89.2cm

「鴻洲録」の下に、陰刻「名徳昭著」と陽刻「鴻洲」の

落款が押されている。中澤鴻洲は近江の人で、名

は陸嵒、字は直夫、号を鴻洲・嬾雲僑居などと称し、

二十五歳で京に出て梅辻春樵に画を学び、江戸・

大阪間を漫遊すること十余年、頼山陽らと交わり、

石田梅岩に就いて心学道話を学び、千嶋堵庵と共

に心学普及に努めた心学者で、晩年は書画三昧の

日々を過ごしている。


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