ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用遊印一顆(現代、AD2024、4、7)

縦横・・1.6x1.6cm

金文で刻した遊印で、「物外心」(物外の心)である。世俗

の外の遊びを「物外の遊」と言うが、『舊唐書』の元コ秀

傳(文苑下)に、「陶々然として身を物外に遺る。琴觴の

餘、間に文を以て詠じ、情に率ひて書す」と有るのが其れ

である。この「物外の遊」を願う思いが、所謂「物外の心」

なのである。今己が石を刻しているのは、「物外の遊」で

あり、其れは「物外の心」に依據した行爲でもある。


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