ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印二顆(現代、AD2024、4、14)

縦横・・2.4x2.4cm

『文心雕龍』原道篇の賛文の一句を、金文で刻した「龍

圖獻體」と「龜書呈貌」(龍圖は體を獻じ、龜書は貌を呈

す)である。「體」とは道の形であり、「貌」とは政の要であ

り、要するに聖人の道の本質を述べた言葉である。獻

も體も貌も複雜な字形で、本來ならこの様な印文は選ば

無いが、文學者である劉勰が思料した「道」に關する言

葉を刻したく思い、敢えて選んだ。


[ギャラリー一覧へ戻る]