ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、4、16) |
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縦横・・2.4x2.4cm 良い言葉が思い出せなかったたり、氣の利いた漢語が 作れなかった時には、不思議な事だが、一番最初に學 んで忘れたくても頭にこびり付いている原典が、心を過ぎ る。『論語』學而篇の巻頭に有る一句を、金文で刻した「 不亦樂乎」(亦た樂しからずや)でる。人生は喜怒哀楽 入り亂れ挫折や失敗も繰り返すが、其れでも從心から 五霜を過ごすまで、普通に飲食し泣き笑いを繰り返す生 活は、嬉しき事であり亦た樂しき事ではあるまいか、將 に「亦た樂しからずや」である。 |