ギャラリー解説

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、4、23)

縦横・・2.4x2.4cm

『論語』子罕篇の一句を、金文で刻した「吾已矣夫」(吾

已んぬるかな)である。これは、孔子が聖王が現れず己

が道が行われなくなった時、「もう終わりだなあ」と歎いた

言葉である。己はまだ「吾已んぬるかな」等とは言いたく

無い。癌は五年間の經過觀察が必要だと言われている

、そうであるならば後五年、癌に打ち勝って八秩を越え

た所で「吾已んぬるかな」と叫びたい。


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