ギャラリー解説
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、4、24) |
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縦横・・5x2.4cm 『論語』郷黨篇の一句を、小篆で刻した「酒無量不及亂 」(酒に量無きも亂には及ばず)である。幾ら飲んでも決 して亂れないと言う事である。社家の生まれである己は 、子供の時から御神酒を飲んでいた、奉納される酒の 冷や酒の一杯は、殊の外美味しかった。しかし十代の終 わり頃、亂れる事は無かったが酒をしこたま飲んだ後、 歸り道の途中で雪中に倒れ込み、氣持ち良さで寝込み 一瞬命を失いかけた。故有って二十代で酒は止め、以 後はお付き合い程度であったが、昨年からの癌治療で 全面禁止となった。しかし、十代からの宿痾煙草は、未 だ止められないし、亦た止める意志も無い、實に困っ た事である。 |