ギャラリー解説

書画

洞齋豊島毅、行草書七律(幕末維新、AD1821〜1903)

紙本肉筆・・縦137cm、横31cm

「?於武藤裕軒子見贈 洞齋毅」の下に、陰刻の「豊

島毅印」と陽刻「静修氏」の落款が押されており、武藤

裕軒送別の詩である。豊島洞齋は加賀の人で、名は

毅、字は静修、号を洞齋と称し、世々前田家に仕えた

家柄で、藩校明倫堂に学んだ後、江戸に出て松平氏

の麹溪書院に学び、帰郷して藩校の助教となって藩教

に従事し、維新後に上京して「斯文会」のことに尽力し

た儒者である。


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