ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2024、5、8)

縦横・・3x2.4cm

『蒙求』の馮異と譙周の一句を、それぞれ印篆と古璽文で

刻した、「獨屏樹下」(獨り樹下に屏く)と、「耽古篤學」(古

に耽り學を篤くす)とである。大樹木將軍と稱された後漢

の馮異は、諸將が功を論じ合うと、必ず樹下に退き書を

讀んでいたと傳えている。蜀に仕えた譙周は、學問一筋

で古を慕い、日々學問研鑽に努めていたと言う。尚、彼は

蜀漢政権に引導を渡し政権の幕引きを圖った人物でもあ

り、「古より他國に寄りて天子と爲る者無し」の一言は、有

名である。


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