ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、5、9) |
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縦横・・3x3cm 『蒙求』の張良の一句を、金文で刻した「孺子可教」(孺 子教ふ可し)である。老人と張良との遣り取りの一節で 、老人が張良に言った言葉で、「若造、教えてやろう」 と言う意味である。己の若い時を振り返るに、アポだけ は取ったが一面識もない諸々の先生の所に行って、あ れこれ々お話を賜った。他大學の見知らぬ若造であっ たにも關わらず、門前払いをされる事も無く招き入れ、 將に「孺子教ふ可し」と言う態度で、小生の無知に呆れ た顔をされながらも、懇切丁寧にお教え下さった。心の 中では「この糞餓鬼が」と想われたであろうが、お會いし た當時の先生方は、共に懐の深い態度で接して下さっ た、其の學恩は今も忘れられない。 |