ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2024、5、23)

縦横・・2.4x2.4cm

共に金文で刻した、「心華獨笑」と、回印の「虎渓三笑」とで

ある。「心華獨笑」は、元末の僧呉鎮の言葉で、『寶僧録』

を典據とし、悟りの境地を言い表した言葉である。亦た「虎

渓三笑」は、互いの話に熱中して時間も場所も忘れてしまう

事を言っているが、實際は時代の異なる慧遠法師と陶淵明

・陸修靜の三人が、話に夢中になり過ぎてうっかり虎渓を渉

り大笑すると言う架空の話で、宋の陳舜兪の『廬山記』を出

典とする。


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