ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用遊印一顆(現代、AD2024、6、4) |
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縦横・・1.5x1.5cm 甲骨文で刻した小遊印で、「微和」である。春風を形容した 穏やかな温もりを現す熟語で、陶淵明の擬古九首の第七 に、「日暮れて天に雲無く、春風微和を扇ぐ」と有る。最近 の日本は、微和を感じる様な日々が減少し、時は春とは 雖も、夏を感じさせる風が吹く粉とが多い。氣候變動は、 日本から四季の移ろいを奪っており、風の光から四季を 感じる事が減って來た。此は己自身の老化現象に伴う感 性の鈍化だけでは無く、明らかに異常氣象も要因の一で あろう。 |