ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、6、22)

縦横・・5x3cm

最近日本から四季の變化が失われ出して來ている様に

感じる。子供(昭和)時代は日常的に見られ、季節の折

々に樂しんでいた事が、とんと見られ無くなった。其處で

四季の樂みを言葉にし刻してみた。先ず春・秋を古璽文

で刻した、「踏青樂雨吟風弄月」(青を踏み雨を樂み風

に吟じ月を弄ぶ)である。尚、「吟風弄月」は『伊洛淵源

録』卷一からの借用である。春にわ若草を踏んで春雨

を樂しみ、秋には秋風に吹かれ詩を吟じて月を愛でる、

と言う風流な遊びである。


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