ギャラリー解説
書画
古楳頼元緒、楷行書七字(近代、AD1830〜1901) |
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紙本肉筆・・縦135cm、横32cm 「昭和三年十一月 頼元緒謹書」の下に、陰刻回 印の「頼元緒印」と陽刻「壽如金石」の落款が押さ れている。頼古楳は広島の人で、頼山陽の曾孫 つまり山陽の長子聿庵(元協)の孫(聿庵の子が 元啓、号は誠軒)である。名は元緒、号を古楳と 称し、素直な「千春共戴太平天」の七字であるが、 些か「戴」の字が間延びしている。父誠軒の生ま れが1829(没年は1894)年であれば、恐らく元 緒の生まれは1850年から1860年代にかけて の幕末頃であろう。尚、元緒の子が頼成一(号、 楳香jで、成一の子が頼惟勤(元、お茶の水大学 教授)である。 |